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金融ニュース 2025年10月注目トピックス

2025.10.17

こんにちは。
今回は、2025年10月に話題となった金融関連ニュースをピックアップしてお届けします。
経済動向や為替相場に関心のある方は、ぜひご覧ください。
※内容に不確かな点を含む場合があります。

ご参考までにご覧いただけますと幸いです。

 

◆高市政権の政策が円安を後押し
高市新総裁は、防衛費や地方交付金の拡充など、支出を増やす積極的な姿勢を示しており、

必要に応じて赤字国債の発行も辞さない構え。
また、金融政策についても「政府が責任を持つべき」という発言があり、

日銀による金融引き締めよりも、政府主導での物価や賃金管理を重視している様子です。
現状の実質賃金のマイナスを考えると、当面は緩和的な環境が続くと見られています。
つまり「財政拡張 × 金融緩和」の組み合わせで

しばらくは円安方向に働く可能性が高いと考えられます。

 

◆米金利との関係はまだまだ健在
ドル円相場は米10年国債利回りとの相関が強く
経験則でいうと「13.5 × 米10年金利 + 90円」で動くと言われています。
最近は米国の財政拡張を織り込んだ「修正式(+94円)」で見ると

ちょうど150円前後が妥当なライン。
実際の為替レートとも近く、米国の金利動向が依然として重要であることがわかります。

 

◆米雇用軟化でも円高にならないワケ
9月のADP雇用統計では雇用の伸びが鈍化しましたが、意外にも円高には振れていません。
本来なら「雇用悪化 → 金利低下 → ドル安 → 円高」となりやすいところ、

日本株の上昇や高市政権への期待による

“リスクオン”の動きで、円売りの流れが優勢となっています。
株高と円安がセットで進む構図となっており、相場も過去の高値圏を突破。

 

◆今後の見通し
短期的には米利下げなどで一時的に円高に振れる可能性はあるものの、

政策面や日米金利差を踏まえると、円安基調はまだ続きそうです。
中期的にも、日本の財政・金融政策が大きく転換しない限り

円安トレンドが続くという見方が有力です。
引き続き、日米の政策動向と金利差の推移には注目が集まります。

 

金融市場は常に変動しますが、政策や金利の動きに注目することで、為替や投資の判断材料として役立てることができます。
引き続き動向をウォッチしていきましょう。